魔物

そこに現金が置いてあったとします。

どうしようか?

自分の物にする

警察に届ける

そもそも、そんな状況になった
不幸を恨む

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お部屋を案内する時に
状況に応じて
窓を開けることがあります。

夏の暑い日

道路、電車、飛行機の音を確認する時

バルコニーから買い物、駅、病院等の
位置を確認する時

バルコニーに洗濯機が置けるか確認をする時

避難経路を確認する時

等々

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先日セキュリティーのとても厳しい
お店に行きました。

担当の女性は接客スペースとバックヤードを
行ったり来たりします。

席を外してバックヤードに行くときには
暗証番号を押してから扉を開き出て行きます。

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何回か繰り返す度に気になります。

何故、暗証番号があるのか?

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その扉は私から約2mほど先です。

1~0のボタンを4つ押すとその扉が開きます。

その女性はそのボタンを隠すでもなく押します。

私が見ようと思えば見えます。

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固苦しい話の間にも世間話をします。

『外国で生活した事ある?』

『一人っ子?』

『大阪には住んでませんよね?』

たまたま、当たったようで

『何で分かるのですか?』

本当の年齢よりやや下に見える彼女は
ニコニコしています。

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ジャンケンをしたとします。

私が3連勝したとします。

私は
『何てジャンケンが強い人』
と言われます。

逆に3連敗すると
『何てジャンケンが弱い人』
と言われるわけです。

それで自分に一つのキャラが付きます。

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彼女は目を白黒しています。

『やっぱり不動産屋さんて
人を見ただけで色々、分かるんですね』

ニコニコしています。

そんな訳はないのですが

『ええ、まぁ』

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本題?の質問をします。

『その扉にボタンがあるやん
それはその扉で私がバックヤードに
入らないように、しているんでしょ』

『はい、そうです』

『あのさ、自分がバックヤードに行く時
その扉は毎回半開きやで
君が戻った時は閉まるけど』

『えー!?』

そして暫くして再びバックヤードに行きかけた時
扉の把手を持ちながら

『本当ですね、今までずっと
これでやっていました』

その扉が何故
自動で閉じる様になっていないのか?

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暫くして、彼女は再び席に付き
話している時に、ふいに

『あなた、何者?』

素の話し方でした。

流石にマズイと思ったのか
苦笑していました。

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『あなたは彼の携帯を見ますか?
それによって別れたことはありますか?』

と聞きたくなりましたが
それは止めておきました。

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明日は時間があれば

007を見に行きます。

『Who are You?』

私の好きな英語の一つです。

『Who am I?』

眠れなくなりそうです。

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