お部屋を案内しておりますと
色々な質問を頂きます。

 

 

 

稀に尋ねられるのが

 

 

 

『甲子園は近いですか？』

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行き方をお伝えした後
いつもお聞きしますのは

 

 

 

 

 

『野球されていたのですか？』

 

 

 

 

 

そして

 

 

 

 

 

『高校時代、甲子園に立てていたら
人生変わっていましたよね。
一握りってそういう事なんですよね』

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小学時代の一人とは
付き合いが続いています。

 

 

 

 

 

 

10才の頃からの知り合いですが
チームメイトではありません。

 

 

 

 

 

彼らが居なかったら自分のチームは
優勝できたライバルチームです。

 

 

 

 

 

 

彼のバッターバックスの写真
一枚が私のアルバムに貼られています。

 

 

 

 

 

 

それが彼の餞別でした。

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とはいっても

 

 

 

 

 

 

 

どうやって会ったかは忘れましたが
最初に再会したのは25年振り

 

 

 

 

 

 

 

それからまた最近
12年振りに安否確認したくなりました。

 

 

 

 

 

 

『生きてるか？、皆生きてるか？』

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『おう？おう!!おうｗｗｗ
お前の携帯教えてといて』

 

 

 

 

 

 

 

皆、消息不明を除けば
生きているようです。

 

 

 

 

 

 

 

こいつに聞けば自分のチームの
殆どの人間の事が分かります。

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『この前○○ちゃんに会った時
お前の事言ってたで、電話番号教えたろうか？
これも個人情報やからやばいんか？』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と言いながらも電話番号以外の
知っていること全てを教えてくれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

彼らしい対応です。

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私は電話番号を聞いても
どうして良いか分からないので

 

 

 

 

 

 

 

『俺の番号伝えといて』
私らしい対応をしておきました。

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今、少々ハラハラした

 

日々を過ごしています。

 

淡く切ない気持ちです。

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でも何時の時の監督も口を揃えて

 

 

 

 

 

 

 

『大人になってきっとよかったと
思える日が絶対に来る』

 

 

 

 

 

 

 

 

最近、分かるような気がします。

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野球という有り難いしがらみは
一生続くのでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

真面目に生きているのは
そんなプレッシャーなのかもしれません。

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でも自分から連絡を取る
自分がちょっと不思議です。

 

 

 

 

 

 

先日
『終活してる？』
これか？

 

 

 

 

 

 

まだ折り返し地点だと思っています。

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